治安情報および一般留意事項
パンナムゲームズのトロント開催
2015年6月
6月の安全情報
「パスポートの紛失・盗難に注意しましょう」
本年1月より6月中旬までの約半年間で、当館に報告のあったパスポート(旅券)の紛失が19件、盗難が3件ありました。
なかでも、一番多かったのが、鞄等に入れたまま置き忘れ、またはポケットから落として紛失したという事案でした。
1.これらの所在不明となったパスポートは、偽変造が施されて、外国人による不法な出入国に利用されたり、パスポートの名義人の知らないところで本人になりすまされ、犯罪に利用されることがあります。日本での例として、名義人の名前で銀行口座が開設されたり、犯罪によって得られた金銭の受け皿に使われる可能性があります。名義人の名前で消費者金融からの借金や、携帯電話の購入契約が行われていた、という被害も起きています。
パスポートは、日本国政府が発行する国際的身分証明書です。パスポートの紛失・盗難による犯罪被害に遭わないように、パスポートの管理は日頃からしっかりと行うことが大切です。
万一パスポートを紛失したり盗難に遭った場合には、必ず、最寄りの警察署に届け出て証明書を入手の上、最寄りの大使館・総領事館に、紛失・盗難の届出を行い、当該パスポートを失効の上、再発行の手続きを行ってください。
なりすましによるパスポートの不正取得防止のため、現在、パスポート申請窓口では、申請者の本人確認を厳重に行っています。このため、申請者の皆様には詳細な質問等をさせていただく場合がありますが、ご理解とご協力をお願いします。
2.また、カナダの警察によれば、当地では、パスポートの不正使用防止の観点から、盗難の被害が出されたパスポートでは出国できない制度となっております。パスポートの盗難被害を警察に届けられた方で、幸いパスポートが発見された場合には、被害を届け出た警察署にパスポートを発見したことを報告すれば、再度そのパスポートを使用できるようになるとのことですので、速やかに警察に報告をしてください。もし、警察に盗難被害届を提出した後にパスポートが見つかったにも関わらず、警察にその報告を行わないと出国等の際にトラブルとなる可能性もありますので、パスポートが見つかった場合は速やかに警察に報告してください。詳細は、最寄りの警察にご相談ください。
2015年3月
3月の安全情報一般犯罪に注意しましょう
(1)一般的な防犯対策
当総領事館に報告されたトロントの空港、宿泊ホテル、レストラン、バー等における置き引きやスリを含めた旅券の盗難や紛失は、2014年で58件ありました。
外出時の具体的な注意事項としては、次のようなものが挙げられます。
(ア)ズボンの後ろポケットやバッグの外側のポケット等人目に付くところにパスポート、財布、スマートフォン等の貴重品は入れないようにしましょう。
(イ)昼夜を問わず、人通りの少ない路地を避け、なるべく大通りを歩くように心がけましょう(特に深夜の薄暗い路地は一人で歩かない)。
(ウ)交通事故防止の観点からも、イヤホンで音楽を聴きながらやスマートフォンを見ながら歩かないように心がけましょう。
(エ)飲食店においては、テ-ブルや椅子にハンドバック、カバン等を置いたまま席を立たない。また、貴重品の入った鞄等は椅子の背に掛けるのではなく、自分の目に見えるところに置きましょう。
(オ)旅先で馴れ馴れしく近づいて来たり、或いは、わざと気を引くような行動をする人には要注意です。相手をしていたところ、偽警官等が現れ滞在許可や現金が偽物ではないか確認すると称して貴重品または現金を盗難される等の事案が発生しています。
(カ)現金は分散して所持するようにし、パスポ-ト及び貴重品等は自分の目の届くところで所持するようにして下さい。パスポート及びクレジットカードについては写しをとり、別な場所に保管しておくと、紛失・盗難の際に役に立ちます。
(キ)窃盗団による観光客を狙った手口は様々ですが、通常数人のグル-プで行動しており、窃盗団がこれらの行為を実行する際には、予め付近で様子をうかがっていることが多いことから、隙を見せないのに加え、自分の周辺の様子を十分注意しておくことも必要です。
(ク)訪問地に不慣れな団体旅行者や個人旅行者は、インターネット等で現地の最新の犯罪情報や注意事項を必ず確認してから旅行するように心がけて下さい。
(ケ)空港やホテルでのチェックイン・チェックアウト手続きの際、荷物を床に置いたり、目を離して書類を書いていたりすると置き引きに狙われやすいので注意が必要です。
(コ)ホテルの従業員を装い、窃盗をはたらくケースもあります。ホテルの室内とはいえ現金等の貴重品を見えるところにおいておくのは危険です。
(サ)ピアソン空港、国内線到着時、バゲッジクレームにて荷物を引き取るために気をとられている隙に、両側にいた中南米系2人組によるスリ被害も報告されています。当地国内線ではバゲッジクレーム内まで搭乗者以外も入れることから、国際線より周囲への注意が必要です。
9月22日、バンクーバー市警はホームページにて私服警察官になりすまして観光客等から窃盗を繰り返していた容疑者3人を逮捕したとの公表がありました。
同様の事案がトロント市内においても発生しております。バンクーバーの窃盗団は逮捕されましたが、同様の窃盗団は他にもいると思われますので、見知らぬ人から声をかけられた際には不用意に応じないなど、十分注意願います。
トロント市内で報告されている偽警官詐欺事案の手口は、まず①見知らぬ人(日本語を話すアジア系)が地図を広げてレストラン情報、または道を尋ねるなどといった方法で詐欺グループの仲間が接触をはかり、②これに応じていると、私服警察官を称する複数の人物が現れ、偽造の警察IDを見せた上で、旅券や財布の提示を求める。偽札に気をつけるようにと話しながら財布の中のお金を抜き取り、その場を立ち去るといった手口です。
国内の他の州では、麻薬関係の所持品検査や、クレジットカード情報を確認すると称して、身分証明書及び財布の提示を求め、暗証番号を聞き出した上でクレジットカード等を抜き取る事案も発生しています。
偽警官詐欺事件の対策としましては、①国籍を問わず、見知らぬ人物が近づいてきても、不用意に相手にしない。人気のない場所であれば、人通りのある場所に逃げ、絶対についてはいかない。②通常、警察官が財布やクレジットカードの提示を求めたり、暗証番号を聞くことはないので、不審に感じたら、周りの人に助けを求めるか、一緒に警察等に行くように言う。③警察への通報電話番号である911番(いわゆる日本の110番)に電話して、職務質問者の在職事実確認を行う(通常警察官が身分確認を行う際は、パスポートやカナダ政府発行のIDカードで行いますので、財布の中身を見たり、クレジットカードの提示を求めることはない由です。)といった方法が考えられます。
万が一、この手口に遭った場合には、身の安全を第一にすることはもちろんですが、被害に遭った際の通報のために、可能な限り偽警官のID及び氏名を記録しておくことをお勧めします。
2015年1月
2014年12月
1月の一般留意事項
カナダでの出入国について
空港等での出入国審査は経験豊富な方でも緊張するものです。
昨年も当館に「長期滞在で査証が必要であるにもかかわらず、カナダであれば先進国だしさほど厳しい審査もないだろうと思って査証を取得せず空港で入国を拒否された」「入国審査の際に入国審査官の質問に答えられず、黙ってうなずいていたら入国を認められなかった」「観光の短期滞在であったが入国審査官にその旨の説明がうまくできず、入国拒否となった」などの相談が寄せられています。
しかし、カナダに外国人を入国させるか否かについては当然のことながらカナダの入国審査官が決定する権限を持っているため、一度入国が拒否されてしまうと日本政府が介入することは困難です。
従って、以下の点についてお知らせ致しますので、事前のご参考とされることをおすすめします。
(外務省 海外安全ホームページ:カナダ、安全対策基礎データより抜粋)
1 日本とカナダとの間には、就職、生業または報酬を受ける活動に従事する場合を除き、3か月以内の滞在については、査証免除取極がありますが、カナダ側の一方的措置として、6か月以内の滞在であれば査証は必要ありません。
日本とカナダとの間にワーキング・ホリデー制度があります。この制度を利用する場合、日本国内で事前にワーキングホリデー査証を取得する必要があります。
2 2015年10月より、上記の査証免除取極に基づき航空機にてカナダへ入国(トランジットも含む)する際、 米国の電子渡航認証システム(ESTA)と同様な、事前にパスポート情報等を登録しオンライン認証を受けることを義務付ける電子渡航認証(Electronic Travel Authorization。略称:eTA)が導入される予定です。(永住者カード、就労許可、就学許可の所持者を除く。)実施の詳細等については、2015年1月より駐日カナダ大使館が広報する予定とのことですので、そちらにてご確認下さい。
(http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/index.aspx?lang=jpn
3 十分な旅費、滞在費を所持しない者、有効なパスポート、帰国の航空券を持っていない者、以前にカナダから強制退去させられた者、犯罪者、入国審査時に不正確な申告を行った者等は、入国を拒否されることがあります。
入国が許可されるとパスポートに入国印が押され、滞在期限日が記入されます。期限日の記入のない場合は6か月まで有効となります。
4 米国と日本の間には査証免除プログラム(90日以内の商用・観光の目的で米国に入国する場合は一定の条件の下で査証を必要としない)がありますが、米国に滞在していた人が一時的にカナダに入国した後、米国に再入国しようとした際にトラブルになるケースが増えています。米国出国前に留意しておく必要があります。
また、通常、観光でカナダに滞在していた者が、ビジター査証(査証免除による入国許可)が切れる前(通常は6か月になる前)に一度、米国に出国し、米国での観光を終えてカナダに再入国しても、カナダでのビジターとしての滞在期間は、その再入国日から新たに6か月認められるということではなく、初回のカナダへの入国日から起算して6か月とされる点に注意してください。
なお、在カナダ米国大使館や総領事館では、カナダに長期滞在している人以外からは、原則として米国入国査証の申請は受け付けていませんので、カナダから米国に長期滞在する予定がある場合は、本邦出発前に駐日米国大使館又は総領事館で必要な査証を申請してください。
とりわけ、米国は日本も含む査証免除国からの入国者に対し、パスポート情報等の事前登録を求める電子渡航認証システム(ESTA)を導入しています(但し、陸上移動により米加間を往復する人や、別途米国入国査証を取得した人については、ESTA登録の必要はありません)。米国への渡航を予定されている方は、早めに https://esta.cbp.dhs.gov/ より登録をされることをお勧めいたします。
(詳細な査証情報を知りたい方は、駐日カナダ大使館(電話:03-5412-6200)、または駐日米国大使館(電話:03-3224-5000)にお問い合わせください。)日本の国コードは(+81)です。
2014年11月
11月の一般留意事項
冬の運転について
冬になると積雪、路面凍結等々皆さまにとっても頭の痛いウィンター・ドライビングになると思います。また、今年初めてカナダで冬を迎える方は、不安を感じておられる方もいらっしゃるかと思いますので、以下のとおり冬期ドライブ等についての参考情報です。
(1)非常時に備えて車載しておいた方がいい物
非常に気温が下がるカナダの冬期ドライブでは、「バッテリー」と「防寒」をテーマに物を準備する必要があります。
(ア)車への常備品
○バッテリーケーブル(バッテリーは低温に弱いです。)
○雪等でスタックしたときのための小型スコップ又は脱出用板など(タイヤの下に敷いて脱出に使います。)
○屋外作業用の手袋(マイナス20~30度では、ドライバー等工具を素手で持つのも困難です。)
○コート、ジャンパー等防寒着(万が一車が止まった場合は、一定時間暖房なしで待つことになります。近所への買い物でも、ジャンパー等をトランクへ入れておきましょう。)
(イ)長距離旅行
○小型毛布(自動車が故障した場合に備えて)
○除雪ブラシ、氷ベラ(車を屋外に駐車し、雪で覆われたりガラス表面が凍った場合用)
○ろうそく及びライター(自動車が故障した場合、車内で「暖」をとるのに有効。)
(2)車について
一般的に、四輪駆動車は積雪面に強いと言われていますが、「滑らない」のではなく、「滑りにくい(どれかのタイヤが滑っても他のタイヤがグリップする可能性が高い)」だけですので十分ご注意下さい。(実際、日本のスキー場等では、四輪駆動車の事故が非常に多いです。)前輪駆動車(FF)についても、後輪駆動車(FR)に比べて滑りにくいと言うだけであり、駆動輪かつ操舵輪が滑った場合はコントロールできません。
(3)タイヤについて
チェーン装着やスパイクタイヤが禁止されているため、スノータイヤかオールシーズンタイヤを装着することになりますが、オールシーズンタイヤは「冬でも滑りにくいタイヤ」であって、スノータイヤのように冬に特化したタイヤではない(積雪、凍結面でのタイヤ性能はスノータイヤに劣る)ので十分気をつけましょう。冬用タイヤの主性能は、溝の深さではなく「ゴムの軟性」であり、シーズンを重ねるほどゴムが硬化して性能が低下しますので、心配な方は専門店に相談されることをお勧めします。(タイヤメーカーによっては、3シーズンが交換の目安と言っています。)
なお、ケベック州では冬用タイヤ装着が義務ですが、オンタリオ州では義務ではありません(つまり、冬用タイヤを装着していないことが多い)。いずれにしても、積雪時の運転には、十分車間距離をとりましょう。
(4)道路の状況について
出発する前に行き先の道路と天候の状況を確認しましょう。
運輸省のウェブサイトww.mto.gov.on.ca/english/traveller/conditionsで道路の状況を確認できます。
トロント治安情報
1.トロント治安情勢
トロント市は北米大都市の中でも殺人などの凶悪犯罪が少ない安全な都市として知られています。トロント市警察が発表した「2012年犯罪統計」によれば、トロント市の犯罪総数は154,718件が報告され、前年から約11%減少していますが、殺人事件は54件と3件増加しています。
なお、強盗事件は5,008件(うち、金融機関を狙った事件104件)前年比3.6%減少しています。家屋・アパート等への侵入事件は7,555件前年比6.5%減少しており、オフィスビル等への侵入事件は2,839件前年比0.8%減少。強姦事件は2,896件で、被害者の殆どが10代後半から20代前半と若い年齢層です。
トロント市警察の他言語サービス(各国の言語にオペレーターが対応するサービス)において、日本語で対応した件数は34件(前年度34件)と横ばいで、全体的な犯罪件数は減少傾向にありますが、殺人事件は増加しており、事件の被疑者が低年齢化の傾向にあります。
トロント市警察は、トロント市で発生した犯罪の状況を示す「犯罪マップ」を作成し、ウェブサイト上で公開していますので、防犯にお役立てください。
2.留意事項
・空港、ホテル、レストラン、図書館等で置引き事案が多発していますので、手荷物から目を離さないよう、警戒する必要があります。また、深夜に人通りの少ない場所や危険な地域には絶対近寄らないようにしましょう。
・市内では深夜にタクシーに乗車して帰宅しようとした女性がタクシーの運転手から暴行を受ける事案も発生しています。
・深夜時間帯に限らず、外出時は十分に注意し行動する必要があります。
3.トロント市警察から安全対策法についてのアドバイス
(1)人通りの多いメインストリートを歩き、人通りが少ない横路に入らないほうがよいでしょう。犯罪はそういうところで起きやすいので、特に深夜の一人歩きは避けましょう。
(2)自分がどこに行くのか、はっきり目的地を把握して移動しましょう。
(3)夜、バーやクラブで犯罪にあうケースが増加していますので、注意が必要ですが、仮に出入りする場合には、店に入るためのID(写真付身分証明証)1つと現金のみ所持し、旅券は必ずホテルの安全な場所に残しておきましょう。(注:当地で飲酒できるのは19歳以上で、日本人は若く見られるためバーやクラブ等へ入る際は19歳以上であることを証明するIDの提示を求められることがあります。しかし旅行者の場合にはIDは旅券しかない場合が多く、旅券を持ってバーに行き、盗まれる事件が多く発生していますので十分ご注意下さい。)
(4)バーやクラブについて、店自体は妥当な店であっても、客がそうだとは限らず、十分気をつけましょう。特に、自分の飲み物に睡眠薬等薬物を投下されないように、飲み物グラスをテーブルに置いたままトイレに行ったり等しないこと。一旦飲み物を放置して席を離れたら、その飲み物には手をつけないようにしましょう。
(5)東西について言えば「Spadina Avenue 」から「University Avenue」 南北では、「Front Street」から「Queen Street」で囲まれる範囲は、「Ente rtainment District」と呼ばれ繁華街でバーも多数ありますが,その中には、 そもそも近寄ってはいけない店も存在しますので、十分注意しましょう。
(6)ダウンタウンは警察のパトロールが行き届いていますが、トロント市内で言えば、「Parliament 通り」より東はあまり安全ではないと言えます。
4.万が一犯罪に巻き込まれたら
旅行中にはたとえ十分に注意を払っていても、犯罪や盗難あるいはトラブルに巻き込まれることもあります。もし、不幸にしてこのようなトラブルにあった場合は、次のような事後処理を参考に行動するようしましょう。
(1)緊急時には、911番に電話をかけオペレーターが出たら、緊急事態の発生場所と事態の内容(警察、消防、救急の別)を告げてください。英語で 説明できない場合は、「ジャパニーズ・プリーズ」と告げてください。
なお、トロント市内において、駐車違反や遺失物など、緊急時以外での警 察への連絡先は、416-808-2222に電話をして下さい。
また、事件、事故の被害に遭い、自助努力のみでは対応できず、かつ、緊急な対応を要する場合、在トロント日本国総領事館(416-363-7038(24時間対応))に電話してください。
(2)負傷されている場合は手当を優先してすぐに病院で治療を受けます。
診察のあとは診断書を受領します。(傷害保険の請求手続や警察への届出の 際に必要となります)。
(3)最寄りの警察へ被害を届け出て「ポリスレポート(盗難・被害証明書)」を発行してもらいましょう。最寄りの警察が分からない場合は416-808-2222で確認できます。(ポリスレポートは、「パスポート」の発行や「帰国のための渡航書」の発給、あるいは帰国後の保険金請求にも必要となります。)
(4)海外旅行保険会社(携行品等)、銀行(トラベラーチェック)へそれぞれ連絡します。それぞれの会社や代理店の電話番号を控えておくことも大事です。また、クレジットカードが盗難にあった方の場合には、警察よりもまず先にその発行会社に連絡して、無効処理の依頼をします。また、必要に応じてカード再発行の手続きもします。
参考:主要なカード会社の海外でのカード紛失・盗難受付デスク
(カナダ国内からの場合)
・JCBカード:1-800-465-8111
・VISAカード:1-800-663-3378
・マスターカード:1-800-307-7309
・MUFGカード:011-800-02491468
・アメリカン・エキスプレスカード:1-800-766-0106
(5)航空会社に連絡して航空券の再発行の手続きをするとともに、現地の日本大使館・総領事館で「パスポート」の発行あるいは「帰国のための渡航書」の発給手続きを行います。
5.パスポートおよび帰国のための渡航書発給について
(1)大使館や総領事館でパスポートを発行してもらう際には、ポリスレポートの他に,パスポート(縦4.5cm、横3.5cm、背景は無色)用写真2枚,最新の戸籍謄本及び手数料が必要です。写真や戸籍謄本は,旅行前に準備しておきましょう。また,これらをスーツケースの中など,パスポートとは別に保管しておくことをお勧めします。なお,パスポートの発行には1週間必要です。
(2)帰国までの日数に余裕がなく、パスポートの発行を待っていられない場合には『帰国のための渡航書』を申請することができます。必要な書類は(1)と同じです。また、後日海外保険の保険金請求のために、領収書や申請書類の控えは必ずとっておきましょう。
6.邦人援護:大使館・総領事館のできること・できないこと
【できること】
(1)事件、事故の被害に遭い、自助努力のみでは対応できず、かつ、緊急な対応を要する場合、当館(在トロント日本国総領事館:416-363-7038(24時間対応))は関係当局との連絡等を行う一方、親族に対し直接または外務省(邦人保護課、電話(代)03-3580-3311)を通じて、事件・事故の概要を通報すると共に、当地における事件・事故に 関係する法律制度や手続き等について援助・助言をします。死亡事件・事故の場合には、御遺族に対し必要な援助を行うとともに、御遺族の意向に従って、御遺体を日本にお送りする手続きまたは適切な処置等について援助・助言を行います。
(2)刑事被告人または被疑者等として逮捕・拘禁されている日本人の方については、希望に応じ御本人及び関係者と必要な連絡を保つとともに、状況によって親族または知人の方に直接または外務省を通じて連絡を行います。要請があれば弁護士リストを提供します。
(3)日本人(観光客等短期滞在者)の方が、重大な事故や病気等で緊急入院したような場合には、当館は個別の事情を考慮しつつ適切な助言等を行います。
(4)自然災害、騒乱や大規模な事故が発生した場合には、当館は直ちに日本人の方々の被害について確認に努めます。万一皆様がこのような被害に遭遇した場合には、たとえ無事であってもできるだけ早くその旨をご家族に直接または第三者を通じて連絡するようにして下さい。
(5)所持金を紛失し、自分自身ではどうしても連絡ができず、当面の生活がままならない場合で、かつ緊急止むを得ないと当館が判断した場合には、当館から直接または外務省を通じ親族または知人の方に航空切符の手配や金銭的援助の依頼を連絡します。
(6)海外にいる日本人が、所在の調査に関する御親族の自助努力にもかかわらず、概ね6ヶ月以上音信が途絶えている場合には、当館は御親族の依頼に基づき外務省の指示によりその所在確認のための調査を行います。
【できないこと】
(1)宿泊費、入院・治療費、航空切符代、その他の個人的費用を立て替えること、またはその支払いを保証することはできません。
(2)民事上の、個人又は商業取引上の相談及びトラブルについては関与いたしません。
(3)旅行業者、航空会社、銀行、弁護士、探偵、警察または病院の業務や役割を担うことはできません。
(4)犯罪の捜査や被疑者の身柄拘束はできません。
(5) 逮捕・拘禁された方の通訳または弁護士の費用、保釈費用、訴訟費用の支払いを行い、またその支払いの保証をすることはできません。
(6)遺失物の捜索はできません。
(7)入国許可、滞在許可や就労許可の取得を本人の代わりに行うことや、その便宜を図ることはできません。例えば、「移民局から入国を拒否されたので、入国が許可されるよう先方と掛け合って欲しい」との依頼には、出入国は当該国政府の権限であるため当館(日本政府)としてはお応えできません。
・在トロント日本国総領事館ホームページhttp://www.toronto.ca.emb-japan.go.jp/や外務省海外安全ホームページhttp://www.anzen.mofa.go.jp/もご参考にしてください。
2014年10月
10月の注意喚起
トロントは北米大都市の中でも殺人などの凶悪犯罪が少ない安全な都市として知られていますが、在留邦人が事件に巻き込まれるケースも多数報告されています。つきましては、以下の注意事項を参考にしていただき、事件・事故に巻き込まれないよう自己防衛を心がけて下さい。
1.一般的注意事項
(1)最近では、旅行者等の短期滞在者が、飲食店、図書館等での置引き及び帰路に襲われ貴重品を奪われる事案が発生しています。外出時は、常に手荷物から目を離さないよう警戒し、昼・夜を問わず人通りの少ない場所には近寄らないようにしましょう。
(2)バーやクラブなどで夜間に盗難犯罪にあうケースが増加しています。外出時には、店に入るためのID(当国の写真付身分証明証)1つと現金のみ所持し、旅券は自宅等の安全な場所に保管しましょう。
なお、バーやクラブについて、店自体は妥当な店であっても、すべての客がそうとは限らないため、自分の飲み物に睡眠薬等の薬物を投下されないよう、一人で訪問した際には、飲み物グラスをテーブルに置いたままトイレに行ったりしない等の注意が必要です。
(3)当地で飲酒できるのは19歳以上で、特に日本人は若く見られるためバーやクラブ等へ入る際は19歳以上であることを証明するIDの提示を求められることがあります。 しかし旅行者等はIDとなるものは日本国旅券しかないため、旅券を持ってバーに行き、盗難被害に遭う事案が多く発生していますので十分ご注意下さい。
※参考:短期滞在者以外でオンタリオ州運転免許証を所持していない16歳以上の方は「Ontario Photo Card」を申請できます。このカードは写真付き身分証明として使用することができます。詳細につきましては、Service Ontarioのウェブサイトでご確認ください。
(4)危険から身を守るために
・滞在先では、「自分の身は自分で守る」という心構えを!
・麻薬等薬物には絶対に手を出さない
・他人を安易に信用しない(甘い言葉、誘いにも「ノー」と言う勇気を)
・身の回りの貴重品から目を離さない
・渡航前には、安全面、生活面で必要な現地の情報収集を!
・車中の外から見えるところに貴重品を残さない
・昼・夜を問わず人通りの少ない場所には近寄らず、夜間の一人歩きは避ける
・自動車の運転は極力控える。運転時は細心の注意を
・事前に渡航先の法律や査証、出入国制度をしっかりと学習
・滞在先が決まったら直ぐに「在留届」を現地の日本大使館・総領事館へ届け出る
外務省海外安全ホームページ
2.ワーキング・ホリデー制度による渡航者の方へ
(1)ワーキング・ホリデー制度を利用して当地に渡航された方々が事件・事故に遭うケースが大変増えています。ワーキング・ホリデー査証(ビザ)は、1年という比較的長い滞在期間中に就学や就業を行いながら国際経験を積むことができる査証制度であり、これを利用して海外に渡航する若年層の方は年々増えています。
反面、滞在期間が長いこと、他のビザと比べて行動の幅が広いことながら、短期の海外旅行と比べ、トラブルに遭う機会が必然的に多くなります。
(2)滞在中のトラブルを回避するためには、渡航前の十分な情報収集。そして、滞在中に生活に慣れたといっても、常に意識を「海外モード」にして、安全面には最大限の注意を払うこと。それが、皆さんが描いた渡航目的を実現し、有意義なワーキング・ホリデーを送るための基本です。
(3)夜遅くに帰宅となる業種に就労する場合には、帰路の安全について雇用主と相談するなど、夜間の帰宅については十分に注意してください。
3.万が一犯罪に巻き込まれたら
たとえ十分に注意を払っていても、犯罪や盗難あるいはトラブルに巻き込まれることもあります。もし、不幸にしてトラブルにあった場合は、以下を念頭に置いて行動するようにしましょう。
(1)緊急時には、911番に電話をかけオペレーターが出たら、緊急事態の発生場所と事態の内容(警察、消防、救急の別)を告げてください。英語で説明できない場合は、「ジャパニーズ・プリーズ」と告げてください。
(2)負傷している場合は手当を優先し、まずは病院で治療を受けます。治療後には必ず診断書を受領して下さい。(傷害保険の請求手続や警察への届出の際に必要となります)。
(3)盗難被害等の場合には、まず、最寄りの警察へ被害を届け出て「ポリスレポート(盗難・被害証明書)」を発行してもらいましょう。最寄りの警察が分からない場合は416-808-2222で確認できます。(ポリスレポートは、「パスポート」の発行や「帰国のための渡航書」の発給、あるいは帰国後の保険金請求にも必要となります。)
2014年9月
9月の治安情報
安全対策:偽警官詐欺に関する注意喚起
9月22日、バンクーバー市警はホームページにて私服警察官になりすまして観光客等から窃盗を繰り返していた容疑者3人を逮捕したとの公表がありました。
同様の事案がトロント市内においても発生しております。バンクーバーの窃盗団は逮捕されましたが、同様の窃盗団は他にもいると思われますので、見知らぬ人から声をかけられた際には不用意に応じないなど、十分注意願います。
トロント市内で報告されている偽警官詐欺事案の手口は、まず①見知らぬ人(日本語を話すアジア系)が地図を広げてレストラン情報、または道を尋ねるなどといった方法で詐欺グループの仲間が接触をはかり、②これに応じていると、私服警察官を称する複数の人物が現れ、偽造の警察IDを見せた上で、旅券や財布の提示を求める。偽札に気をつけるようにと話しながら財布の中のお金を抜き取り、その場を立ち去るといった手口です。
国内の他の州では、麻薬関係の所持品検査や、クレジットカード情報を確認すると称して、身分証明書及び財布の提示を求め、暗証番号を聞き出した上でクレジットカード等を抜き取る事案も発生しています。
偽警官詐欺事件の対策としましては、①国籍を問わず、見知らぬ人物が近づいてきても、不用意に相手にしない。人気のない場所であれば、人通りのある場所に逃げ、絶対についてはいかない。②通常、警察官が財布やクレジットカードの提示を求めたり、暗証番号を聞くことはないので、不審に感じたら、周りの人に助けを求めるか、一緒に警察等に行くように言う。③警察への通報電話番号である911番(いわゆる日本の110番)に電話して、職務質問者の在職事実確認を行う(通常警察官が身分確認を行う際は、パスポートやカナダ政府発行のIDカードで行いますので、財布の中身を見たり、クレジットカードの提示を求めることはない由です。)といった方法が考えられます。
万が一、この手口に遭った場合には、身の安全を第一にすることはもちろんですが、被害に遭った際の通報のために、可能な限り偽警官のID及び氏名を記録しておくことをお勧めします。
2014年4月
4月の治安情報
トロント市警は市民に、信頼する根拠の無い依頼元からの小切手を受け取らないように注意を呼びかけている。 送金サービスを利用した送金を要求するような求人には注意しよう。
求人に応じると銀行が使用された小切手が偽造で、仮に支払われた現金はあなたの口座から仮払いされた金額を引き下ろすなどの処理が行われる事になる。
当地ではクレジットカードや銀行のATM機が浸透する以前は、小切手が一般的で主な支払い手段として広く活用されていた。特に高額な支払いの場合、小切手の使用は安全性が高く、多くの人や会社により活用された。カナダでは、小切手の利用者はデビットカードやクレジットカードなどの普及により以前に比べて減少してはいるものの、利用者はいまだ多い。
日本では小切手を目にしたことの無い邦人が、トロントで小切手を初めて目にすることもあると思われる。偽造小切手の存在については必ず頭の中に入れておきたい。そして小切手の現金化を行うような仕事は受けないように注意を払うことも忘れないでおきたい。
2013年は全体を通して、銃器を使った殺人の件数は減少傾向にあり、ナイフ等の凶器による殺人の件数が増加していた。また昨年12月以来、今年に入っても1月、2月は殺人事件が0件であったものが、3月から4月上旬にかけて、殺人の件数が急激に増加している。
トロント市警察が明らかにした、2014年4月13日までの殺人事件の発生現場は以下のとおりである。
- 55分署:トロント東部(イーストヨーク地区):3件(射殺1、刺殺1、その他1)
- 54分署:トロント東部(エグリントン-ダンフォース地区):2件(射殺2)
- 41分署:スカボロー西部:2件(その他2)
- 43分署:スカボロー東部:2件(刺殺1、その他1)
- 23分署:トロント北西部:2件(射殺1、その他1)
- 22分署:トロント西部:2件(射殺1、刺殺1)
- 51分署:ダウンタウン東部:1件(射殺1)
- 32分署:トロント北部:1件(射殺1)
- 11分署:トロントウエストエンド:1件(射殺1)
2014年4月までの発砲件数の多い分署を挙げれば、51分署が6件で最多、ついで12分署の5件、41分署の5件となる。これらの分署は犯罪が多発する地区を管轄している。また発砲事件、射殺事件が3月以降増加していることも要注意である。
2014年2月
2月の治安情報
2月のトロント市の犯罪総件数は145件であり、1月よりも若干増加している(10月229件、11月166件、12月126件、1月138件)。
犯罪総件数145件の内、発生件数が多い分署を三つ挙げると、トロント中央部(北地区)の32分署が17件でトップ、ついでダウンタウン中央部(北地区)の53分署の16件、さらにスカボロー東部の43分署が13件となっている。順位の変動はあるものの、犯罪多発分署はいつもおなじような傾向にあることが分かる。なお今期42分署と同数の12件の犯罪が発生した31分署も10月、11月の犯罪件数の上位であった分署である 。
犯罪のトップ3は路上強盗35件を抜いて個人宅への家宅侵入が36件でトップとなった。集団強盗は25件、前四半期からこの三つが上位をしめる傾向は続いている。すべての強盗の件数(タクシー、ビジネス、引ったくり、家宅侵入、自動車、路上、金融機関、集団を集計)は102件でトップ、そのあとに家宅侵入(ビジネス・個人宅)の39件が続く形になる。2月度も性的暴行が2件あったが、殺人事件や交通事故死は幸い0件であった。
犯罪件数は2月の日数が少ないにもかかわらず1月度より増加している。この中で、携帯電話等の被害は1月に増して38件と多い。コンピューター機器やラップトップコンピューターの被害が5件と減少しているにもかかわらず、依然としてその被害件数は多い。しかし、1月度少なかった現金や財布・札入れの盗難(18件)が2月には57件と3倍になっているのには注意を要する。
常に多い犯罪は路上強盗、集団強盗であるが、この件数は17件と増加している。路上強盗については8件(10月27件、11月17件、12月8件、1月6件)であり、集団強盗についても9件と増加している(10月15件、11月8件、12月5件、1月6件)。
上記の件数に加え性的暴行2件、暴行1件、引ったくり2件、住居侵入2件ををあわせ、分署別にみると、発生件数が4件と最も多いのが31分署(トロント西部)と43分署(スカボロー南東部)である。またバーやナイトクラブの多いダウンタウン西部の52分署が3件で三位となっている。
全体的に見て、2月は12月、1月に引き続き厳寒であり、日数が28日しかないのにもかかわらず、犯罪総件数及び凶悪犯罪の件数が増えているのが特徴的である。また凶器として拳銃の使用が増えているのも、注目すべき特徴である。また、凶悪犯罪の多発地区はいつもおなじ地域に限定されてきており、そのようなエリアで特に深夜はくれぐれも犯罪に巻き込まれないよう注意が必要である。
2014年1月
1月の治安情報
1月のトロント市の犯罪総件数は138件であり、アイスストームによる停電が続いた12月よりも10%上昇しているが、11月からの減少傾向は今期も続いているといえる(10月229件、11月166件、12月126件)。
犯罪総件数138件の内、発生件数が多い分署を三つ挙げると、スカボロー東部の43分署がトップで16件、それにダウンタウン中央部東地区の51分署、トロント中央部東地区の33分署が15件で続いている。さらにこれらに続く分署を挙げれば、スカボロー北部の42分署、スカボロー西部の41分署が11件で並んでいる。今期もスカボローとダウンタウンを中心に犯罪が多く発生している。
犯罪のトップ3は路上強盗35件、個人宅への家宅侵入32件、集団強盗15件となる。最近の三つが上位をしめる傾向は続いている。すべての強盗の件数(タクシー、ビジネス、引ったくり、家宅侵入、自動車、路上、金融機関、集団を集計)は82件でトップ、そのあとに家宅侵入(ビジネス・個人宅)の38件が続く形になる。1月は性的暴行が2件あったが、殺人事件や交通事故死は幸い0件であった。
犯罪件数は12月より10%増加している中で、やはり携帯電話の被害は26件と多く、コンピューター機器やラップトップコンピューターの被害(13件)と比べると倍、現金や財布・札入れの盗難18件に比べてもその数は多い。
また、性的暴行事件の発生件数が5件と最も多いのが51分署(ダウンタウン中央部東地区)、これに3件で続くのが43分署(スカボロー南東部)、2件発生したのが、31分署(トロント西部)、54分署(ダウンタウン東北部)、55分署(ダウンタウン東南部)となっている。今期、凶悪犯罪が最も多かった51分署の発生地点をプロットすると、ジェラード・ヤングとジェラード・シャーボンを上底とし、ダンダス・クイーンとシャーボン・クイーンを下底とする台形の地域内で起きていることが分かる。発生時間は午後4時から10時までの間であり、深夜の時間帯ではないが、すでに暗くなり始めて夜にいたる時間帯であり、この周辺に外出する邦人は注意が必要である。
なお、盗難や強盗の被害の中で最も多いのが携帯電話の被害である。トロントスター誌によると、2004年から2013年の10年の間に携帯電話の盗難は3万件以上にのぼり、件数にして4倍の増加であるという。そのピークは2012年であり、トロント市警察が発表した2013年9月24日までの統計によると、2004年から2013年9月までに携帯電話やタブレットなどの手に持って使える電子機器の盗難は、11925件の強盗、21680件の窃盗の犯罪の中で起こっているという。邦人の若者が多く住むトロント西部の12分署では13歳以上の若者がその被害にあっているという。また、ダウンタウン中央部西地区の52分署や、51分署の管轄であるヤングストリートとチャーチストリート界隈での携帯電話の盗難が大変多く発生している。
またトロント市警察では、被害にあう若者に対して、常に注意を怠らないこと、一人ではなく、友達と一緒に行動すること、一人で公園などに迷い込まないことなどを高校生たちに指導したという。また携帯電話を持ち歩くのは300ドルから400ドルの現金を持ち歩くのと同じことで、携帯電話を手に持って外を歩かないように呼びかけている。被害防止のためのこうした教育の取り組みは、トロントに住む邦人にとっても有効な注意喚起である。
2013年の犯罪
2012年の犯罪
2011年の犯罪
2010年の犯罪
2009年の犯罪
2008年の犯罪
2007年の犯罪
2006年の犯罪
2005年の犯罪
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