9月の犯罪
本年 54番目の殺人事件
9月28日付市警ニュース
( Japanese Social Serviceによる情報提供)
9月25日午後10時42分ごろ、発砲音および自動車事故の通報で警官がイスリントン/サッタリー通り地区に出動したところ、車が街路樹に衝突しており、その中に重傷を負った男性を発見した。
事件の状況は、
殺人課では一般市民からの、この発砲事件に関する情報を求めている。
今年に入って48件目の殺人事件
9月16日市警ニュース
(Japanese Social Service による情報提供)
1 4日(木)10時30分、シルバースプリング通りから発砲の通報を受けたところ、出動した警官が、顔に銃撃を受け倒れている男性を発見した。
事件の概要:
被害者は脳に至る致死傷を受け病院に搬送されたが、 15日(金)死亡した。被害者はトロント在住の、アーロン・ジョンストン (33歳)で友人からは‘TJ'として知られていた。事件発生時、同じビルに住んでいるないしは地域の住民多くが現場近くにいた。
ブランプトン街頭で銃撃
9月6日付ピール郡警察ニュース
(Japanese Social Serviceより情報提供)
9月4日月曜日午前8時30分ごろ、チャムニーコートで起きたいさかいで、男性1名が銃創、他の1人が刺傷、もう一人も傷を負った。3人とも逮捕され、多くの嫌疑がかけられている。
いさかいはトロント在住のブライアン・リチャーズ (23歳)が、ブランプトン在住のレロイ・ブライアン(19歳)から何かを盗もうとしたことから始まった。
レ ロイ・ブライアンはブランプトン在住の父親の助けを借りてリチャーズの後をつけ、周囲を探した。追跡はリチャーズのブライアンの父親に対する発砲で終わ り、父親は負った傷にもかかわらずリチャーズから武器を手放させ、もみ合いが続いた。その後、息子のブライアンが銃を取り上げ、リチャーズを狙って、誤っ て父親を撃った後、父親を刺した模様。
息子のブライアンは現場で検挙され、一方父親とリチャーズは地域の病院に送られた。両人は治療を受けた後退院し警察に検挙された。
リチャーズは銃器、武器、暴行および盗みに関する 16件、息子のブライアンは銃器、武器、暴行の嫌疑13件、父親は武器および過剰暴行に関する3件の嫌疑でそれぞれ逮捕された。
3名ともに仮釈放法廷のために留置されておりブランプトンの州法廷に出廷する予定。
JSS 説明
事件の内容は記事にある通りで、幸い死亡者は出ていない。しかし以下の 2 つの点で注目に値すると考えられる事件である。
ま ず第一にトロント周辺では、時間、場所には関係なしに発砲事件が起きうることを事件が示していることである。発砲ないしは銃撃による殺人事件は多くが深 夜、歓楽街周辺で起きている。しかし、この事件が示唆していることは、一説によれば全土で 7 百万丁の銃器が保有されているカナダでは、たとえそれが正規に登録されている物であるにしろ、何らかのきっかけで本来の目的以外の事由で、場所、時間には 無関係に銃砲が使用される可能性があることだ。
第二に、盗みに対応する行動であったにしろ銃の発射は我々の想像外である。しかし前述の7百万丁と、自己防衛のためと言う意識から考えれば、とっさの場合にこのような事件が起きうるのが当地なのである。
銃器の保管、使用については非常に綿密で厳格な法規があるが、事態によっては身近に銃器がある社会で、このようなことが起こらないとはいえないのだ。
流れ弾を受けるなど被害を受けないための手立ては、このようなケースでは極めて難しいが、常時自分の周囲で起きていることに気を配ることと、異常に気がついたら対応する(この場合物陰に入るなど)ことを忘れてはならない。
数年前にユニオン駅で、銃を持った犯人が通行人を人質に取った事件があったが、事態を知った周囲の人々の多くが即座に地面に伏したという。銃撃事件がほとんど念頭にない日本人が同様の事態に遭遇した場合、そのような行動が取れるかどうか、筆者には疑問がある。
街頭麻薬取引で逮捕、大量武器押収
9月6日付市警ニュース
( Japanese Social Serviceによる情報提供)
51分署は、街頭麻薬取引の取り締まりに際し、多くの武器とクラックコカイン製造設備を摘発した。
8月31日、リージェントパークコミュニティーセンターのすぐ近くで、街頭での麻薬取引に関わる家宅捜索が行われ、街頭価格10万ドルを越すクラックコカイン700グラムと軽機関銃、突撃銃を含む8丁の武器が押収された。
51分署は、「この地域は私服警官が頻繁にパトロールしている。こういった警察活動は非常に望ましいもので、警官は街頭に出て目と耳を使っているのである。」とコメントした。
8月31日の深夜直前に3人の私服警官は、リージェント通りで、2人の街頭麻薬取引とおぼしい状況を発見した。
追跡の結果、容疑者の家の中には、麻薬、秤、武器などが放置されていた。
ブラウニング拳銃 と AK-47 自動小銃のほかに警察は、 5 丁の拳銃と軽機関銃 1 丁および弾丸、ケースおよび防弾チョッキも発見した。
バービア刑事は「引き続き制服、私服の警官がこの地域での銃およびギャングの動きを監視していくことになる。」と述べた。
マーカムで殺人事件
9月1日付ヨーク郡警察ニュース
(Japanese Social Serviceによる情報提供)
ヨーク郡警察は、マーカムで起きた発砲事件を調査中であり、現場から逃走した犯人の特定及び検挙につき一般市民の協力を求めている。
9月1日金曜日午後10時頃、911通報により現場に出動した警官が、スティールス通り3636番地にあるレストランの前で数発の銃弾を受けた男性を発見したが、直後に被害者の死亡が確認された。
被害者の氏名は近親者への連絡を優先し、現在保留されており、死因を決定する死後解剖は 9月3日日曜日に行われる。
警察は、発砲の後、現場から逃走した犯人の特定及び検挙のため、協力を求めている。
犯人の特徴: