緊急事態の心得
平成27年11月19日
緊急事態発生時にどのような対応をすれば良いか、今般、当総領事館では緊急時に在留邦人の皆様方が的確、迅速に対応できるよう以下の通り心構えと必要な準備、緊急時の行動について重要な諸点をまとめてみました。在留邦人の皆様方は本マニュアルを参考に、緊急時に落ち着いて対処できるよう心がけてください。
1. 心構え・準備
(1)連絡体制の整備
- 緊急事態はいつ起こるとも限りません。予めそのような場合の家族間、会社・団体内での緊急連絡方法を決めておいてください。また、お互いに住所を極力明確にするようにしてください。また、在留届の提出、連絡先変更がある場合の届出を励行してください。
- 事態発生の際には、当総領事館より緊急連絡網等や在留届の連絡先に基づいて情報を提供します。なお、電話回線等が使用できなくなる場合には、NHK海外放送により必要な連絡を行うこともあり得ます。短波放送受信可能なラジオ(電池の準備もお忘れなく)を備えるようにしておいてください。
(2)一時避難場所の検討
緊急事態発生の際には、常にその状況の進展に注意を払い、情報を収集し、危険な場所に近づかないことを心がけてください。万が一緊急事態に巻き込まれそうになった場合のとりあえずの避難場所について、自分が何処にいるか(勤務先、通勤途上、自宅等)、自分がどのような事態に巻き込まれそうか等、幾つかのケースを予め想定して各自の一時避難場所を検討しておいてください。(外部との連絡可能な場所が望ましい)
(3)携行品等、非常用物資の準備
- 旅券、現金、貴金属等最低限必要なものは、直ちに持ち出せるよう予めまとめて保管しておいてください。
- 緊急時には一定期間自宅での待機を勧告することもありますので、非常用食糧、医薬品、燃料等を最低限5日分準備しておくことをお勧めします。
- 準備しておくべきもののチェックリストは別添の通りです。
2. 緊急時の行動
(1)情勢の把握
- 緊急事態が発生し、または発生する恐れのある場合に、当総領事館は邦人保護の万全を期するため、所要の情報収集、情勢判断及び対策の策定を行い、緊急連絡網や在留届の連絡先等に基づき随時通報いたします。平静を保ち、流言蜚語に惑わされたり、群集心理に流されたりすることのないよう注意してください。
- 緊急事態発生の際には、当地の報道、衛星放送テレビ等の視聴による情報収集を各自心がけてください。
NHK国際放送「ラジオ・ジャパン」:(周波数 5960KHZ、6110KHZ、11705KHZ)
当地のラジオ放送:CFTR-AM(680HZ)、CFRB-AM(1010HZ)等
TV放送:CITY TV、CBC、CNN、BBC等
(2)当総領事館への通報等
- 現場の状況のうち通報する必要があると思われるものは、随時、当総領事館または商工会等を通じ通報してください。その他の在留邦人の皆様方への貴重な情報となります。
- 自分や自分の家族または他の邦人の生命・身体・財産に危害が及び、または及ぶ恐れがあるときは、迅速かつ具体的にその状況を当総領事館に通報してください。
- 緊急事態発生の際には、お互いに助け合って対応に当たることも必要となります。当総領事館より在留邦人の方々にも種々の助力をお願いすることもございますので、宜しくご協力ください。