池坊いけばなトロント支部第63回華展

令和8年6月9日

6月7日、日系文化会館において、池坊いけばなトロント支部主催の第63回華展が開催されました。池坊は560年以上の歴史を持つ、最も古く最大のいけばなの流派であり、室町時代に確立された「立花」、江戸時代に確立された「生花」、形式にとらわれず植物の美を自由に表現する「自由花」の3つのスタイルを有しています。

同支部は1963年以来毎年華展を開催しており、一守裕子支部長をはじめ、講師・生徒・ボランティアの皆さんが、継続的に活動され、池坊の美の世界を当地に伝えています。

松永総領事は冒頭挨拶にて、池坊の歴史とその美学を紹介するとともに、次期家元・池坊専好氏の言葉を引き、いけばなとは生命そのものの表現であり、「余白の美」や「少なさの美」を重んじる深い哲学を持つものであることを述べました。また、新技術が発展する現代においても、いけばなが人間としての本来の姿に立ち返る機会を与え、心身を癒す意義を持つことを紹介しました。
 
 

池坊いけばなトロント支部の一守裕子支部長